『勇者アバンと獄炎の魔王』第2巻発売記念! 芝田優作先生インタビュー!!

『ドラゴンクエスト 勇者アバンと獄炎の魔王』第2巻カバー

Vジャンプにて大好評連載中の『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』コミックス第2巻が好評発売中です! そして、現在発売中のVジャンプ9月特大号には、作画担当 芝田優作先生のインタビューを掲載中。今回はVジャンプ誌面に掲載できなかった「こぼれ話」をお届けします!

――『勇者アバンと獄炎の魔王』のなかで、好きなキャラクターは誰ですか?

芝田:ロカ推しです。第2巻でロカの必殺技を描くことができて嬉しかったですね。「ああ、強くなったな」っていう親心のようなものも感じたり(笑)。“豪破一刀”はやっぱりカッコいいですし、のちにアバンの必殺技のヒントになる流れも、さすが三条(陸)先生だなと思いました。

――『勇者アバンと獄炎の魔王』を描かれる際に、苦労されていることはありますか?

芝田:“芝田優作の絵柄で大丈夫だ”というお話を受けて連載がスタートしたわけですが、稲田(浩司)先生が描かれている原作『ダイの大冒険』の雰囲気と自分の絵柄の中間点を探ることですかね……。同じキャラクターに見えるよう描くのはとても難しいです。

その中でも、簡単なように見えるマトリフは、表情の作り方にいつも苦戦しています。ちょっと目の角度が変わるとハドラーっぽくなってしまったりして……。眉毛が無いキャラクターってすごく難しいんですよね(笑)。

同じおじさんでも、発売中のVジャンプ9月特大号で登場したザボエラは、頑張って描いてみたら、わりと似せることができました(笑)。何が違うんだろうな……ザボエラはわかりやすいおじさんだから意外と描きやすかったのかも……? ハドラーとかマトリフは、おじさんの造形で、かつ、カッコよく描きたいんですよ。特にマトリフは、イケメンじゃないのに、すごくイケメンに見えるじゃないですか。造形じゃなくて、雰囲気込みでイケメンに見せなくちゃいけないから難しいのかもしれないですね。

――『ダイの大冒険』にまつわる思い出を教えてください。

芝田:僕の父親が東映アニメーションさんで演出の仕事をしていて、旧アニメ『ダイの大冒険』も担当していたんです。最近、親が実家を片付けていたら、昔のおもちゃ箱が出てきたんです。当時僕が遊んでいたクロコダインのおもちゃの写真を送ってくれたので、「絶対捨てないで取っておいてね!」って念を押しておきました(笑)。今年の正月に帰省したときも、父親に「お父さんの仕事した『ダイ』観るか?」って言われて一緒に観たり。ちっちゃい頃に「東映まんがまつり」に毎年連れて行ってもらっていて、その映画も全部劇場で観ていたんですよね。当時の記憶を鮮明に思い出しましたし、いま観てもすごく面白かったので、さすがだなって(笑)。僕も『ダイの大冒険』に関わらせていただけることになって、改めて、良いものにしていきたいなっていうモチベーションが上がりました。

――お父さまから『勇者アバンと獄炎の魔王』の感想は?

芝田:Vジャンプを毎月読んでくれているようです。「今月号はこうだったねって感想をくれます(笑)。なんなら母親も「最新号でもテレビアニメでも、マトリフかっこよかったね」って、すごくちゃんと読んでくれてるファンとしての感想を送ってくれて、嬉しかったです。

芝田先生、ありがとうございました! 発売中のVジャンプ9月特大号では、第2巻での見どころやさりげないこだわり、三条陸先生とのウラ話に今後の『勇者アバンと獄炎の魔王』の注目ポイントなど、ファン必見のお話が盛りだくさんです! こちらもお見逃しなく!!

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王

原作

三条陸

漫画

芝田優作

定価

484円(税込)

©三条陸、芝田優作/集英社

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