『ドラゴンクエストダイの大冒険』原作者三条陸先生に突撃インタビュー!!

2023年10月の『ミストバーン』の発売以来、好評を博しているSpiceSeed ドラゴンクエスト ダイの大冒険シリーズ。
6月某日、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』をはじめ、漫画、特撮ドラマ、アニメの原作者としてヒット作品を生み出し続けている 三条 陸先生に、突撃インタビューをさせていただきました!

聞き手・SpiceSeed(代表 鈴木 宗一郎、原型師 松浦 健)

本日はお忙しい中ありがとうございます。子供の時からジャンプを読んでファンでして、大人になってフィギュアを制作する仕事ができるということに幸せを感じております。このような機会をいただき、心より感謝申し上げます。
 

早速ですけれども、SpiceSeed製のフィギュアについて、先生はどのように感じていらっしゃるのか、ご感想をお聞かせいただきたいです。

三条先生 ここまでのボリューム感があって、ここまでの、なんというか迫力があるのは今までさすがになかったので、もう毎回というか、「毎体」驚いています。現物でサンプルをいただいているのが最初の3体で、真バーンまで家にあります。仕事場にどんと置いて、1週間ぐらい眺めながら、うっとりして、でも地震が怖いので箱に仕舞う……っていう(笑)。
 

先生のお気に入りのキャラクターは何ですか?

三条先生 僕は基本的には敵キャラが好きなんです。形が自由にデザインしやすいですから。主役のキャラクターたちは、ある程度、勇者とか魔法使いのイメージを守らなければいけないじゃないですか? 最初にSpiceSeedさんから商品化のお話をいただいたとき、担当さんから「今まで『キン肉マン』とか『北斗の拳』などを出しているメーカーさんで、最初にやりたいラインナップとして、ミストバーン、キルバーン、真バーンが挙がっている」と聞いて、「これは本気だな」と思いました(笑)。初っ端がミストバーンっていうところで、マジだなという感じが非常にあって。まず敵キャラから出す、っていうのがすごく嬉しかったですね。「最初はグー」みたいな様子見はせずに、欲しいものから出していただいている感じが自分に合っていて。僕も敵キャラクターのフィギュアはほんとに欲しいんです。仮面ライダーとかヒーローものとかって、例えば悪のライダーとかは別にしても、敵キャラクターのおもちゃは滅多に出ないですよね。だから敵キャラの商品が出てくるというのは一番嬉しいですね。

意外と立体映えするのはキルバーンなんですよね。先生もずっとストーリーの中で生かし続けていましたね。

三条先生 魅力ありますよね。こいつが一番ろくでもないやつなんだろうな、という印象で書いていました。

実際に並んでいるフィギュアを見て、もしヴェルザーを造るとしたら先生の設定だと実際どのくらいのサイズになりますか?

三条先生 いやー、ちょっとさすがに、このスケールでは出せないんじゃないですか(笑)。サイズ的には漫画に描かれている通り、結構巨大な竜なんで、デカいですよね。このサイズではちょっと……。例えばイメージスケールでいって、おまけで小さいバランがついてくるとかですかね(笑)。


それは面白いですね!(笑)

ヴェルザーとバラン、真バーンは、どれが一番強いですか?

三条先生 ヴェルザーは、普通に戦ったらバランや竜魔人バランより弱いですね。実際、バランが勝っているので。真バーンは、たぶん竜魔人バランよりも強いですね。バランの力も加わった竜魔人ダイじゃないと勝てなかったですし。だから老バーンは、バランといい勝負かも。老バーンだったら、バランがギリギリ押し切るかも、という感じですかね。老バーン状態だったらバランは戦いたくないなっていう相手だと思うんですよ、バーン的には。大体そんなようなパワーバランスの関係かなと思いますね。

バランが命を落とすのは、計算通りだったんですか?

三条先生 バランは、この漫画の中ではわりと珍しく、唯一ちゃんと死ぬというか。死んでダイに力を譲るんですけど。そういう最期を迎えるだろうなと考えていたので、そこに至るまでの内容は前々から考えていました。バランが死ぬ瞬間に初めて、ダイから「父さん」と呼ばせたかったんですよね。バラン自身はそれを聞くことはなかったのですが、その前振りとして「父さん」と呼ばせないようにしていましたね。作中で明確に死ぬ味方側のキャラはバランだけにしたいと思っていたので、やっぱり一番の山場のつもりで書いていました。

ダイポータルサイトでの掲載はココまで。

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