アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』エンディング主題歌を歌うXIIXスペシャルインタビュー!

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』エンディング主題歌「アカシ」を歌うXIIX(テントゥエンティー)のお2人、斎藤宏介さん、須藤優さんにダイポータルサイトがインタビュー。バンドの成り立ちから、『ダイの大冒険』のこと、これからの目標などもお聞きしました!

斎藤宏介(さいとうこうすけ/右)
大学1年時の2004年にUNISON SQUARE GARDENを結成し、2008年7月にトイズファクトリーよりメジャーデビュー。バンドとしては2021年8月現在までに8枚のオリジナルフルアルバムと16枚のシングルをリリースし、結成15周年を経てもなお高い人気を集めている。
須藤優(すとうゆう/左)
ARDBECKやU&DESIGN(2019年脱退)のメンバーとして、
また米津玄師、Superfly、ゆず、aikoなど様々なアーティストのレコーディングやライブサポートでも活躍しており、そのスキルとアレンジ力で各方面より引く手数多のミュージシャンである。

XIIXのバンド名の由来は?

――まずはXIIXのことからお聞かせください。バンド名の由来から、お聞かせいただければと思います。

斎藤 ローマ字の使い方としては間違っているんですよね。実はバンド名を決めるよりも先にレコーディングが始まって、ずっとあれこれアイデアを出していたんですが、なかなか決まらず…最終的に10月20日に決めないと予定している発売日にCDが出せないということになって「もう10月20日だからテントゥエンティにしよう」って言ったら、須藤君が「じゃあこの表記で」って“XIIX”という表記を書いてくれて、「おお、めっちゃかっこいい」って決まったんです。

――では、お2人でバンドでやることになった経緯もお聞かせください。

斎藤 僕がもう1つのバンドをやっている中で、そのバンドも並行しながら、そこではできない音楽表現ができる場所がほしいってずっと思っていたんです。そこで、自分の長年の知り合いの須藤君、自分の周りで一番イケてるミュージシャンといっしょにやろうと思ったんです。最初はアレンジとかを手伝ってもらうつもりだったんですが…。

須藤 自分は元々いろいろなアーティストのバックミュージシャン、後ろでベースを弾いたりとか、作曲家だったり編曲家として、裏方として活動することが多かったんです。もう20年以上のつきあいのある宏介が、最初はソロでやりたいというので手伝っていたんですが、進めていくうちに、ふたりでやるとすごくいいものが生まれるなと感じたので、2人でバンドをやろうっていう流れになりましたね。

「アカシ」は打ち合わせ中に出来た!?

――では、『ダイの大冒険』のエンディング主題歌の話がきたときは、どんな感想をもたれましたか。

斎藤 もう「うれしい」しかなかったです。

須藤 タイアップが初めてなんですが、その作品がまた、すごく馴染みがあるものだったのが、うれしかったですね。

斎藤 アニメの監督と一度打ち合わせをしたときに、須藤君が打ち合わせ中急に黙ったんですよ。そうしたら打ち合わせ後に「できたよ」って(笑)。

須藤 話してる途中に思いついちゃって(笑)。僕らの曲の主流の作り方は、僕が最初に歌のないカラオケを作るんですね。それを彼に渡して、彼がメロディを好きに歌うんです。そのカラオケの最初のギターのイントロと、大枠の構成が、打ち合わせ中にパッと頭に浮かんで、帰ったらすぐに打ち込んでっていう。

――そういう風に降ってくるものなんですね。

須藤 誰かと話しているときに降ってくることが多いんです。でもその中でも、打ち合わせ中に思いついた「アカシ」はかなり早かったですね。

――では「アカシ」の中で、お2人が一番ここを聴いてほしいというポイントはありますか?

須藤 ストリングス、弦のアレンジを聴いて欲しいですね。もっとよくなるんじゃないかって、レコーディングの直前まで考えてました。打ち込みのドラムなどの機械的な部分と、弦のエモーショナルで有機的な部分。その両立がすごくうまくいったかなって思っているので。XIIXとして、今までになかったような楽曲が生み出せたと思っています。

斎藤 今回実は、この曲のためにギターを用意したんです。ロン・ベルクがダイの剣をダイに作るじゃないですか。ダイに匹敵する武器を手にすることで、ダイがようやく本気が出せるようになる。そのお話から僕も新しいギターが欲しいと思ったんです。それで、フェンダーのストラトキャスターを手に入れて、レコーディングに挑みました。

2人とも『ダイの大冒険』の大ファン!

――『ダイ好きTV』では、お2人とも連載当時から『ダイの大冒険』を読んでいた、大ファンだということをお話されていましたが、これまでに放送されたアニメをご覧になってのご感想をお願いします。

須藤 まず思ったのは、絵が圧倒的にきれいですね。それとベタベタですが、ポップのメガンテのシーンはやっぱり泣きましたね。

斎藤 俺はフレイザードが印象に残ってますね。最後にフレイザードが鎧をもらうでしょう。「これで負けたら…バカだぜ〜ッ!」って言うじゃないですか。マンガのあのシーンが好きで、小学校の頃、あのシーンを模写してよく描いてたんです。それを思い出しましたね。

――では最後に、これからお2人が目指すところをお聞かせください。

斎藤 2人とも、ミュージシャンとしては10年以上経験と積んできてるんですが、このバンドはまだ本当に新人なので。とにかくいい曲を1曲でも作って、長く愛されるバンドになりたいっていうのが今の目標です。

須藤 やっぱり誰も聴いたことないような曲を作って、なおかつポピュラーなものになるような音楽を目指して、これからも頑張っていきたいと思います。


Digital Dingle「アカシ」
(アニメ『ドラゴンクエストダイの大冒険』エンディング主題歌)
各音楽配信サイトにて配信中! 下のリンクをチェック!

https://tf.lnk.to/xiix_akashi/

お2人のインタビューはダイ好きTV#35でも配信中! こちらもチェック!

https://youtu.be/I3u3gy2eYio

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