アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』 マァム役・小松未可子×ゴメちゃん役・降旗愛 の愛に溢れる対談Vジャンプ掲載分+未掲載パートを公開!!

発売中のVジャンプ8月特大号掲載のマァム役・小松未可子さん×ゴメちゃん役・降旗愛さんの対談をポータルサイトでも特別に全文公開! さらには、誌面に掲載しきれなかった未公開部分も公開しちゃいます!

小松未可子Profile
代表作「モーレツ宇宙海賊」加藤茉莉香、「ゆらぎ荘の幽奈さん」神刀朧、「呪術廻戦」禪院真希など幅広い役柄を演じている。
降幡愛Profile
代表作「ラブライブ!サンシャイン!!」黒澤ルビィ。ソロアーティストとし、2021年4月には初のライブツアーを開催した。

ゴメちゃんはダイの相棒!
ゴメちゃんの表情を…!?

――放送開始から半年が経ち、ここまで演じてきた現在の心境をお聞かせください。

小松 コロナ禍に始まった作品でもあったのでキャストのみなさんとなかなか会えない状況で、旅が始まりました。話数ごとに数人のいろいろなグループで一緒に収録をしていて(編集部注:現在、アフレコスタジオが密にならないように、時間別に数人ずつ何グループかに分けて収録をしている)、今ようやく『ダイの大冒険』の空気感みたいなものが固まってきたなっていう感覚があります。どういうグループかで、ムードメーカーが誰になるかが変わってくるのが新鮮ですね。ミストバーン役の子安(武人)さんと収録することも出てきているんですが、その場合は完全に子安さんがムードメーカーです(笑)。

降幡 (笑)。確かにさっきの収録でも、すごくおしゃべりされていましたよね。

小松 子安さんが収録の合間に、中の人に対しても敵みたいに揺さぶりをかけてくるんですよ! 役者としても、キャラクターとしても、非常に熱い戦いを繰り広げているところです(笑)。

降幡 (笑)。収録の最初のほうは、私は小松さんと録ることっていうのが少なかったんです。

小松 そうだよね。

降幡 最初はブラスじいちゃん役の緒方(賢一)さんとご一緒することが多かったんです。でもこういう形の収録でなければ、緒方さんとたくさんおしゃべりすることはなかったのかなと思っています。大御所の方々とお話させていただけていて、声優・降幡愛としては、毎回パワーや勇気をもらっています。それに、主人公・ダイ役の種﨑敦美さんを、大御所の声優のみなさんが温かく見守っていて、なおかつ種﨑さんも我々を引っ張っていってくれていて…とても素晴らしい現場です。1話の収録で私と種﨑さんはグループが違ったんですが、種﨑さんはわざわざ早めにスタジオに来てくれて、いっしょに掛け合いをしてくださいました。私は、ゴメちゃんはダイの相棒だと思っています。すごく愛がある、とっても素敵な相棒・種﨑さんと1話から歩んでこられて、本当によかったです。そういう現場の熱量を、毎週土曜日の9時半にみなさんに届けられたらいいなと思っています。

――降幡さんは、ゴメちゃん役に決まった時はどういう感想を抱かれましたか?

降幡 本当にびっくりしました! オーディションで決まったときは死ぬほど嬉しくて! やっぱり誰もが知っている作品ですし、しかもゴメちゃん! そこまで詳しくはなかったのですが、ゴメちゃんは知っていました。でもオーディションのときにゴメちゃんがのちのちしゃべるというのを聞いて…旧作のアニメではしゃべってないですよね?

――しゃべるところまで、アニメ化されてなかったんですよね。

小松 だから、今回が初なんだよね。

降幡 収録始まってからは、そのプレッシャーもありましたね。それ以前に、とにかく毎話毎話、切羽詰まった感じで臨んでいました。ですが監督から「ゴメちゃんらしくなってきたね」と序盤の収録から言ってくださって、いまはゴメちゃんをちゃんと演じられているのではないかと思います。スタッフのみなさんも愛を持って作品を作っているというのを肌で感じるので、それに応えないといけないなといつも考えて収録に望んでいます。最近は、台本にセリフが書かれていなくても、ゴメちゃんが映っていたら「ここ(に声を)入れていいですか?」と聞いて入れさせてもらっています。

――台本を見ると、ゴメちゃんの鳴き声にカッコ書きでどういう意味なのか書いてあるときがありますよね。

降幡 そうなんです。監督や脚本家さんによって、書いてあることもあって。でも書いていないときも、毎話ゴメちゃんはこういう内容をしゃべってるんだろうなというのを想像して、台本に書き出しています。イラストも得意なので、ゴメちゃんの表情を自分で台本に書いたりもしていて…。

小松 すごい!

降幡 ゴメちゃんの表情くらいだったら、描けるかなって(笑)。

――素晴らしいですね。基本「ピピーッ」という鳴き声だけなので、どのように考えて演じられているのか気になっていました。

降幡 前作のゴメちゃんのイメージはかなり意識していました。個人的なことですが、旧作のゴメちゃん役の声優さん(冬馬由美さん)が私の先生…専門学校のときに実際に教えていただいた先生だったというのもあって。

小松 すごいね。師匠と同じ役をやるなんて!

降幡 とても、感慨深いです。

――第32話「父との決別」で、ゴメちゃんがしゃべりました! 原作を知っているファンは、待ち望んでいたシーンだと思います。

降幡 オーディションの時から、ゴメちゃんのしゃべるシーンをやっていたんです。アフレコでは、もっとこうして欲しいという要望を監督からもいただいていて演技しました。最初はダイに寄せたような声のゴメちゃんだったんですが「もっと、ゴメちゃんを象徴する声にして欲しい」ということで、小動物というか、キャラクターというか、そういう声で演じました。ポップ役の豊永さんに後ろから見守られながら演じましたね。とてもいい経験をさせていただきましたし、最終的にはゴメちゃんの声っていうものを、自信を持って届けられたと思います。演技中はずっと、冷や汗をかいていましたが(笑)。

キャストの中で
アドリブが凄い人とは?

降幡 最近は小松さんといっしょのグループも多いのですが、第33話「ザボエラの奇策」の小松さんはすばらしかったです! ザボエラのマネをマァムがしているシーンは、はみんなに見てもらいたいなと思いました!

――その噂は聞きました! 

小松 そんな噂が(笑)。

--ダイ好きTVの収録で豊永さん(ポップ役の豊永利行さん)が、本当はやる予定じゃなかったのに、小松さんが「練習してきました」と言って、マァムからザボエラに変わるところの笑い声を演じられたとおしゃっていました!

降幡 「完全に、岩田さん(ザボエラ役の岩田光央さん)の笑い声じゃん!」って(笑)。遊び心があるというか、みなさんそうして現場を盛り上げてくださるのが素晴らしいんですよ。

小松 それは、結構豊永さんがそういう下地を作ってくれていますね。遊べるところは遊んでというか、こういう表現があってもいいんじゃないかというのに挑戦するのは、豊永さんが先陣を切ってやってくださっているんです。

降幡 豊永さんは本当に、アドリブがすごいです。

小松 アドリブと言えば、関さん(ハドラー役の関智一さん)もすごくて(笑)。関さんは「それはダメでしょ」っていうことを言うんですよ(笑)。本人もわかっているはずなんですけど、あえて入れてくる。

降幡 リハの段階でですか?

小松 リハもそうだし、本番で、リハと違うことをやってくるんですよ! 爆笑しそうになっちゃう(笑)。関さんはおそらく、ハドラーとしてどこまで広げられるかっていうのをアフレコ中に試されているんですよね。愛されるハドラーというのを目指してらっしゃると思います。その匙加減と遊び心で、私たちは揺さぶられる(笑)。魔王軍のみなさんは、大体揺さぶりをかけてくるんです。

――魔王軍のみなさんは、すごい人ばかりですからね。

降幡 子安さんを見ていて「普段から、ミストバーンじゃん!」と思ってます。

小松 子安バーンですよ(笑)。あの声に、おぞましさだけじゃなく、ミストの愛すべき部分もちゃんと含まれているんですよね。本当に子安さんだからこそのミストなんだろうなって思います。あとはキルバーンの吉野(裕行)さん。まだアフレコでお会いできてないんですが、放送を見て、本当に素晴らしいなと。

降幡 本当に、すごいなって思いました。

小松 吉野さんご本人は『ダイの大冒険』の世代で、大ファンだということで、すごく熱い想いを感じます。私たちも、熱い想いで負けていられないなと!

そしてロモス武術大会編突入!
ついに新キャラ・チウが登場!!

――そしてマァムは修業に出て武闘家に転職しました。小松さんはなにか演技などを変えようという意識はあったりしましたか?

小松 あまり、変えるという感覚はなくて、修業を経て、メンタル的にも身体的にも、自分の中の強さをひとつ極めたというのが自然に出たらいいなと考えていました。再登場の最初のバトルシーンは、みんなを圧倒するような、今までのマァムを知っているダイとポップが「おおっ!」て思うくらいの迫力が出たらいいなと考えて演じました。

――ロモス武術大会編では、新キャラのチウも登場します。

小松 堀江(瞬)くん演じるチウが本当に素晴らしい!

降幡 可愛い!

小松 最初声を聞いたとき、「チウだ!」って思いました。まだキャストがわかっていない状態のときにみんなで「誰がやるんだろう?」という話をしてたんですよ。梶さんは「やりたい!」とか言ってて(笑)。「あなたヒュンケルやってるじゃないの!」「でもチウもやりたい!」って(笑)。それくらいチウっていうキャラクターは、ファンに愛されているんですよね。私はなんとなく、もしかしたら堀江くんかも…って思ってたんですよ! そうしたら本当に堀江くんで! 

――予想が当たったのはすごいです!

小松 そして本番を迎えたら、想像していた以上のチウで! いい意味で自分の中で想像していたチウを超えてきて、本当に感動しました。

【Vジャンプ未公開】
演じているキャラ以外で
お2人が好きなキャラクターは?

小松 私、最近ちょっと………ちょっと、ザボエラが好きになってきちゃったんですよ! 

降幡 なんと!

小松 これは演じられている岩田(光央)さんのおかげなのかもしれないですけれど。ザボエラって、救いようがない悪役じゃないですか。息子のザムザも報われないなって言いつつも、息子もそれをわかっていて、わかっていてもそうだったんだっていう…。最初はまったく愛する余地もなにもないなって思っていたんです。でも、悪に魅了されるってこういうことなのかなって(笑)。ここまで極めてるっていうのはすごいということで、ちょっと最近はザボエラに魅力を感じています。子どもの頃だったら、ありえない。大人になると変わってくるってこういうことかと思います

降幡 なるほど、年齢によって見え方って変わりますからね。

小松 そうそう!

降幡 う〜ん、私は…迷いますね。ポップだったりヒュンケルだったり、魅力的なキャラクターがいっぱいいますから…でも…トータル的には、ハドラーが可愛いって思っちゃってます!

小松 ああ〜! 確かにハドラー、可愛いよね。

降幡 いつも必死じゃないですか。負けられないとか、強くならなきゃとか。

小松 敵だけど、クールじゃなくて、熱いところがあって。

降幡 いつも必死なんですよね。関(智一)さんの演技もすばらしいからかもしれないですけれども、なんか女性目線で見ると「この人、好きだな」みたいな(笑)。守ってあげたくなるっていうか。

小松 (笑)。肉体的には強いんだけどね、精神的な部分がね。

降幡 「辛くない? 大丈夫? お風呂沸かしたよ?」なんてことを言ってあげたくなる(笑)。

小松 「がんばり過ぎだよ」っていう。

降幡 そう! 「がんばりすぎだよ」って言いたくなるような。それに、実はいい人じゃないですか。

小松 己の信念があるしね。

降幡 九州男児みたいで好きです。

小松 確かに。自己犠牲もすごいからね。

降幡 そう! 世の男性はちょっと、ハドラーを見習ったほうが良いですよ。そんなハドラーが好きです。この先のハドラーも、個人的に楽しみにしています。

【Vジャンプ未公開】
小松さん降幡さんが選ぶ
印象に残るシーンベスト3!

降幡愛が選ぶ印象に残るシーンベスト3

第3位 ヒュンケルとバルトス(第11話「魔剣戦士ヒュンケル」より)

降幡 バルトスに救ってもらって、ヒュンケルが育っていくっていうあのシーンが好きなんです。実は、赤ちゃんのヒュンケル声も演じさせてもらって。
小松 え、そうなの。
降幡 実はそうなんです。それもあって、自分の中でもバルトスの存在が大きくて、大好きなんです。
小松 あのシーンは、泣けるよね。
降幡 本当に泣けます。台本読んだだけで泣いちゃって…純粋な2人が素敵で。っ『ダイの大冒険』って親子で見ているみなさんも多いと思うので、そういうみなさんにも見てもらいたいと思っていたシーンでした。

第2位 ゴメちゃんがしゃべった!(第32話「父との決別」より)

降幡 2位はあえて、ゴメちゃんがしゃべった回を入れさせていただきます。順位を付けるのは難しいのですが、あえてつけるならばという感じですね。ポップとゴメちゃんの絆が描かれていて、さらにはダイの相棒としてしゃべっていて、全部のセリフが心に染みるんです。『ダイの大冒険』は、見ている人ひとりひとりに訴えかけるものがすごくあるんですよね。みなさんが不安な気持ちでいる今だからこそ、このセリフを聞いて欲しいと思いました。当時読んでいた方も、現在だと違った解釈になるんじゃないかなって思っています。

第1位 デルムリン島でのダイとゴメちゃん(第1話「小さな勇者、ダイ」より)

降幡 1位はやっぱり、第1話冒頭のダイとの日常のシーンが私は一番好きなんです。ブラスじいちゃんとダイが、モンスターたちといっしょにデルムリン島で暮らしている、日常の空気感が大好きで。彼らの島での生活に、とてもエネルギッシュなものを感じたので、私は1話の日常シーンを1位に選びたいと思います。
小松 物語の始まりで、非常にワクワクしたよね。
降幡 音楽も含めて鳥肌が立ちました! 最近は戦闘ばかりなので、逆に日常シーンを選ばせてもらいました!

小松未可子が選ぶ印象に残るシーンベスト3

第3位 ヒュンケルがマァムに…!? (第13話「決着の瞬間」より)

小松 第3位は、ヒュンケルがマァムに「聖母だ…」って言ったシーンです。マァムを象徴するシーンでもあるのかなと思っています。ヒュンケルは幼い頃から地底魔城で、魔物に囲まれて育ってきたじゃないですか。だから、彼にとって初めてちゃんと向き合った女性って、マァムなのかもしれないと思っています。彼の中での聖母っていう言葉が出るくらい、自分の中で欠けていたものを知った瞬間だったのかなって。演じている自分からしても、マァムってなんて慈愛に満ちた人なんだろうと思うので、ヒュンケルは本当にマァムの行動から感銘を受けたんですよね。

第2位 出た! 武神流・閃華裂光拳!! (第37話「一瞬にすべてを」)

小松 第2位は悩みますけど…やっぱり閃華裂光拳を出したシーンですかね。今まで持っていた魔弾銃をなくして、自分に何ができるかを考えて、レオナに背中を押されて、修業を決意して…その答えが出た瞬間なんじゃないかなって思っています。だから、閃華裂光拳には個人的に思い入れがありますね。それに閃華裂光拳というセリフは、オーディションでも演じたんですよ! 1年以上前のオーディションで言ったセリフが、ついにやってきた、自分の中でもひとつの目的地でもあったシーンなんです。

第1位 魔弾銃との別れ (第20話「今すべてを斬る」)

小松 第1位は、第2位で選んだものに繋がるシーンでもあるんですが、魔弾銃で氷漬けのレオナを救出して、魔弾銃が壊れて「ありがとう」って言うシーンです。あのシーンは、本当に忘れられないんです。マァムはアバン先生から魔弾銃を渡された時に、こんなものを持ちたくないと、拒絶をしているんですよね。でもそのあとでアバン先生の意図、優しさを知って、大事に使ってきた魔弾銃で。そんな魔弾銃、ここまで自分を支えてくれた魔弾銃をなくして、それに魔弾銃をくれたアバン先生もいない。マァムのアバン先生への想いというのも、すごく大きいと思いますし。本当に辛いシーンでもありましたが、マァムの中でのこれまでの自分との決別と、新しい一歩を踏み出すきっかけとなったという意味で、第1位、第2位を選びました。

【Vジャンプ未公開】
シーンを選ぶのに困るくらい
世代を問わずに刺さる作品

――これまでの取材でも印象的なシーン、好きなシーンをキャストのみなさんに選んでもらっていますが、いいシーンが多すぎて、みなさん困っていました。

小松 そうなんですよね。本当に。

降幡 みなさん、それぞれの愛があるんだと思います。原作めっちゃ愛してますというキャストさんが多いですし。

――お2人は、『ダイの大冒険』は元々ご存知でしたか。

小松 マンガもアニメもリアルタイムでは見ていなくて、世代ではないんですよ。ですがたまたま自分が通っていたマリンバ教室に、古い週刊少年ジャンプが置いてあって、それでマンガの『ダイの大冒険』はずっと読んでいたんです。

降幡 えっ!?

小松 謎だよね。そこで偶然読んで、幼少期に刺さった作品ですね。

降幡 私はなんとなくタイトルは知っていたくらいでした。

――まったく世代ではないですもんね。

降幡 ですが、オーディションを受ける時にがっつり原作マンガを読みました。それにマネージャーさんや事務所のみなさんがドンピシャの世代で! 周囲のほうが熱がすごかったのを覚えています(笑)。それで読んだら、本当にすごい作品でした。当時子どもたちがアバンストラッシュやっていたとかいう理由が分かってきて。徐々にですが、やっとみなさんと同じ熱量になってきたかな…と思っています。いろいろなところで、子どもといっしょにと見てると言ってくださる方がいて、嬉しいなって思いますね。本当に、世代を問わずに刺さる作品だというのを実感しています。

【Vジャンプ未公開】
2人も思わず大興奮!
『勇者アバンと極炎の魔王』

降幡 『勇者アバンと極炎の魔王』は絵柄がもう素敵ですよね。それにアクションとかもすごいです! 『ダイの大冒険』の絵柄とは違うんだけれども、照らし合わせると同じようなシーンがあったりして、ちゃんと原作への愛もリスペクトも感じるとことが素晴らしいです。ブラスじいちゃんって、魔王軍だったっていうのには驚きました! 番外編のマンガが連載が、アニメと同時にすごくいいタイミングで見られるのが楽しい! ってファン的には思います。

小松 原作の中では会話だけで出てきたようなところが深堀りされていて、実はこういうことがあったんだんだ…ということが描かれているのが、マァム視点でもかなり熱いです。両親のこととか…

――レイラさんの人気はすごいです。

降幡 レイラさん、めっちゃ綺麗。

小松 そう! 父であるロカと母であるレイラから、マァムは血を受け継いでいるんだ…と噛み締めながら読んじゃいますね。

降幡 アバン先生がマァムに言ってたのは、こういう過去があったからだったんだとか…胸アツですね。

小松 それに、まだ完成されてないアバン先生っていうのも熱いです! アバンが主人公の物語ではあるけれど、どこか読みきれない部分というか、アバンの心境を読者がすべて掌握できないように描かれていて、それがまた憎いところだなって思いますね今後物語をどこまで描くんでしょう…とても楽しみです!

降幡 本当に胸アツですね。

物語はまだまだこれから!
絶望と希望という波が…!?

降幡 アニメを作ってくださってるスタッフのみなさん、キャストのみなさん、そしてVジャンプさんなど記事を作っていただいているみなさんも、そしてもちろん視聴者のみなさんも、『ダイの大冒険』が大好きだというのは素晴らしいことだなと思っています。そういう現場に関われて幸せです。ぜひその愛で、最後まで見守ってほしいです。そして…ぜひゴメちゃんのマネとかして欲しいです(笑)。

小松 ゴメちゃんのマネは、なかなか難しいぞ(笑)。

降幡 (笑)。ゴメちゃんのことも、愛してもらえたらいいなと思います。

小松 物語的には、本当にここからが本番…みたいなところに差し掛かってきていますし、旧作のアニメでもやっていない未知の領域に入っています。私たちキャストも、いろいろと模索しながらやっています。私たちの原作へのリスペクトだったり、愛が伝わってたら嬉しいなと思います。ここから本当にまだまだ…私たちは打ちのめされていきますし…。

降幡 人生って、うまくいかないんですよね。

小松 本当に、うまくいかないんですよ。でもうまくいかないながらも、そこからどんどんパワーを得ていく。絶望と希望というような波が、どんどん押し寄せてくるので、みなさんも私たちといっしょに、その波に翻弄されて欲しいですね!

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